擬態を無くせ!

とある中小製造企業の社長から、こんな話をしていただきました。

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以前ね、ウチの社員がね、
機械加工のボタンを押すでしょ。
そしたらね、その機械が動くのを、腕組んで見てるワケ。
ずっとね。
ずっとだよ。
でね、それを見た上司がさ、怒るわけだ。
「何やってんだ」ってね。
前段取りとかさ、やることいっぱい、あるだろ!って。
それで始めて動くんだ、彼は。
言われるとね、やるの。ちゃんと。
その社員も、悪いヤツじゃないからさ。
ただね、次に何をやるか、自分では考えにくい人もいるんだよ。
たくさん社員がいるからね、みんな色々でさ。
彼もね、サボリで、機械をずっと見ているワケじゃないんだよ。
でも、次に何をやればいいか、わからない時、
機械の前で、腕組むのよ。
オレはね、それを「擬態」って呼んでる。
仕事やってる風の「擬態」。
「擬態」を無くさなくちゃいけないよね。
させちゃ、いけないんだよ「擬態」。

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今は、その企業様は、製造スケジュールはもちろん、
各個人の作業指示も、自動化に取り組んでいます。

「属人的なことに、原因要因を寄せてはいけない」
「悪者をつくっちゃいけない」
と、職人的な作業でも、コツやノウハウを含めて、仕組み化。

これからは、製造業ならずとも、絶対に外せない視点ですよね。

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