小児クリニック様にての職員研修を担当いたしました

昨日は、小児クリニック様にての職員研修を担当いたしました。

今回はシリーズ研修で、次のような流れで実施しています。

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■「クチコミサイトから学ぶ、患者様対応」
 こちらは、クリニックのクチコミサイトから、
 どんな対応が望まれ、どんな対応がダメ事例なのかを、受講者と検討。
 私も、かなりの数、クチコミサイトを読み込みました。
 ちなみに、このシリーズは、
 美容室や美容クリニックでも実施したことがあります。
 面白いことに、評価が高い店舗ほど、
 クチコミへの回答すら感動する内容で、
 評価が低い店舗にいたっては、
 コピペなど、回答の質以前の問題だったりする…
 良いクチコミの書き方を分析したり、
 そのためのフォームの検討を重ねて、
 とても面白い研修でもありました。

■「患者様の視点で院内を見てみよう」
 これは車から降りて、院内に入って、受付して、
 待合室で待って、受診して、会計して…という一連の流れを、
 チェックポイントに沿って、確認していくというもの。
 当然、幼児と保護者の視点で見るので、
 床に寝そべっていただいたりもしました。
 こうやって見ると、
 今まで見えていなかった汚れやホコリ、不便さや、
 見えていない掲示物、
 入ってスグに見える受付スタッフの表情などなど、
 気づくことがかなりたくさんありました。
 これはホテル、旅館、飲食店様でも、
 以前に実施したことがあるプログラムですが、
 意外に客席からお客様目線で、
 店内やスタッフの動きを見たことがない従業員は多いもの。
 清掃ポイントはもとより、意外と見えてしまう、厨房内やカウンター内、
 そしてスタッフ同士のおしゃべりや、スタッフの動きなども、
 スタッフ自身が気づくことができます。

■「患者様体験をしてみよう」
 これは、お子さんがいらっしゃらないスタッフも多いクリニックのため、
 じゃあ、子連れ体験をしてみよう、ということで実施。
 赤ちゃんと幼児2人の3人兄弟の想定で、
 患者様役になった方は、5キロの米袋を抱っこし、
 2人の奔放な幼児役を従え受診。
 大きな荷物と赤ちゃんを抱っこしながら、
 診察券・保険証を出し、検温し、問診票を書き、
 元気な兄弟児と、具合の悪い兄弟児を見る…トイレに行く…
 という一連の流れを体験し、
 「ひゃあ!こんなに大変なんですかっ!」
 という驚きの声がたくさん出ていました。
 当然、その体験をした後は、どのように声掛けをしていくことが必要か、
 みんなで真剣に考えていきました。

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今回は患者様の保護者インタビューをベースにした研修でしたが、
やはり机上の研修より、たくさんの気づきを得る事ができ、
具体的行動へとつながっています。

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