人を動かすトップリーダーの覚悟

社員研修 人事制度

今週は、4年目に入った
水産関連会社様の早朝研修を担当しました。

こちらの企業様では、上位管理者から、係長職、
そして今期はリーダー職と、
職位を下ろしながら全社員を網羅して、教育研修を継続しています。

それまで、なかなか教育研修の実施が
できていなかったとのことですが、
トップリーダーが代わってから、業務改善が進み、
業績も文字通りのⅤ字回復。

教育研修の重要性を、
トップリーダー自らが全社員に語りながら、動機付けを図っています。

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当社は人事制度設計と、企業研修を事業の柱としています。

企業研修でお声がけいただく企業様の多くは、
これまでも企業研修を実施したことがあり、
継続的に実施している企業です。

なかにはラーニングパスなどを持っており、
階層別研修なども、戦略的に実施している企業もあります。

一方で人事制度設計で伺う企業の中には、
事業規模や業歴に限らず、OJTは実施しているものの、
教育研修を実施したことがない企業もあります。

教育研修は大事だと思ってはいても、
予算が割けない、
時間が取れないなどの理由で、
実施できずに来ている企業もあります。

教育研修を受けた全ての従業員が変わる訳ではないでしょうし、
必ず投資した分の成果が得られる訳ではないのですから、
難しいところです。

人を抱え、人の成長に携わることになったのであれば、
森信三先生がいうところの
「教育とは流れる水の上に文字を書くような儚いものだ。
 だが、それを岩壁に刻み込むような真剣さで
 取り組まなくてはいけない」
という心持ちが必要なのかもしれません。

だからといって、私は教育研修が全てとも思っていません。

「仕組で全て動かしている」
という企業もありますし、それに賛同する部分もあります。

それに加えて
「会社がお仕着せで研修をするのは違うと思う。
 自らが学び、当社で力を発揮してほしい」
という外資的な考えにも賛同します。

いずれにしても、教育研修でも、仕組づくりでも、
優秀な人材を確保するにも、時間も費用もかかるので、
実施するのは覚悟が必要です。

人を動かすトップリーダーの覚悟に触れる度、心を動かされます。

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