今週は、就業支援を運営している合同会社様にて、
スタッフ研修を担当しました。
今回は5回のシリーズで予定していますが、
今週は2回目の研修です。
スタッフ各自が担当している業務を炙り出し、
会社全体の業務として可視化。
その後、成果につながるポイントを考えたり、
ミスが多いポイントと発見されるポイントをつないだり。
最終的には自社の評価項目を設定することがゴールですが、
相互に携わっている業務を見合うことにより、
意外な気づきも出てくるもので、
相互にフィードバックし合いながら進みました。
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ところで従業員の離職ポイントって、ご存じでしょうか。
それは「判断業務」を支援を受けて実施している段階。
「定型業務」は、ルーティン作業など
マニュアルを読めばできる業務が多いですが、
「判断業務」は属人的な判断が求められる段階。
優先順位や応用対応、イレギュラー業務などが
「判断業務」にあたります。
でも「判断業務」を独力でスグにできる訳ではありませんから、
当然、わからないままに悩んで、時間がかかる。
時間がかかると
「何やってんの?」
と言われる。
早くやらなくちゃと自己判断でやると、
ミスや失敗をして
「なんで勝手なことしてるんだ」
と怒られる。
相談や確認に行くと
「こんなこともわからないの?」
と言われ、自信を無くす。
自分のストックボックス(経験値)がたまるまで、
ミスして失敗して怒られて、
自信を無くしていくことがあります。
「定型業務」を「できるようになった!」と自信がつき、
喜んでいるところからの急転落。
日本の企業人教育の場合、
新入社員で入ったばかりの頃は手厚いのですが、
おおよそ「定型業務」ができる頃になると
「もう大丈夫だよね」
と、手を離される。
なので、気軽に相談をできる環境にも無いことが多いケースも…
まあ、そうなると辞めちゃいますよね。
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この離職ポイントに、
しっかり手当する仕組みづくりが大事ですね。
今回のスタッフ教育は、
この判断業務を一人でさせないための機能も含んでいます。
※ちなみに、管理者になったばかりの頃も、
もう一つ、離職が多いポイントですね。
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