先読み力と江戸時代の商人と

先読み力 江戸商人

昨日は水産加工会社様にお伺いしました。

今年はお蔭様で、
4社の水産関連会社様に関わらせていただいています。

4社それぞれに、業種・業態は異なるものの、
水産資源の確保には、悩みが大きいとのこと。

水産業界は、以前にもFBに書いたけれど、
本当に気候変動の影響や規制の影響を
モロに受ける業界のひとつだと感じます。

それでも先読みをしながら打ち手を打ち続け、
業績を上げている企業もあるのです。
本当に素晴らしいです。

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唐突かもしれませんが、私は江戸時代の商人が大好きです。

以前は趣味と実益を兼ねて、
法人団体などで数多くの講演もさせていただいていました。

なぜ好きなのかというと、商魂逞しいから。

264年続いた江戸時代。
この264年の中で、江戸商人はもちろん、
伊勢商人、近江商人、大阪商人、富山商人(売薬)など、
地域に根差した商人が数多く生まれました。

そして江戸時代は安定した時代だと思われがちですが、
将軍が変わるごとに幕藩体制の色合いも変わり、
法も変われば景気も変わり、
商人はかなり振り回されたのです。

寛政・天保の改革で出された
「棄捐令(きえんれい)」なんかは、
その最たるものではないでしょうか。

武家に対する大名貸付を「チャラに」するというお触れです。
自分が江戸時代の商人だったら、ホント笑えません。
その時代には大名貸付で食っていた商人も多かったのですから。

でも、それにも負けず、武家への掛け売りから、
個人客相手の現銀売りに転換していくのが、商人の根性。

地震や異常気象などの天変地異も多かったですし、
大火も多かった。
それに伴って飢饉が起こるワケです。

文化は成熟すれども、
商売人は時代時代の機微を先読みし、市場を育てていかねば、
生き残っていけなかった時代でもあります。

しかし、思いませんか?
意外に現代と大差ないと。

そんな江戸時代の商人には
「何が流行るかわからないとは言ってはいけない」
という考え方があったようです。

明日、何が起こるかわからない時代ではあるものの、
先読みし、生き残る智慧を持つのが商人、
ということですね。

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以前、大手食品会社の研修を担当した時に、
10年・20年・30年先の未来を考えて、
詳細なカレンダーを作成するワークを行ったことがあります。

こちらの会社は、
常に先を読むトレーニングを行なっていたのが印象的でした。

様々な見方を行い、先読みした自身の意見を出し合い、
ディスカッションする。

いま、日本の食を取り巻く環境はどんどん変わっています。

水産業に限らず、食品業界に限らず、
私自身も「先読み力」、大切にしたいです。

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