昨日は、国の行政機関が設置している大学校にて、
主任職研修を担当。
新年度初回の研修なので、
ご担当者様の異動も多く、顔ぶれがガラリと変わりました。
こちらの大学校では、主幹職・主任職の研修を、
年間複数回担当させていただいております。
尊敬する先輩講師からご紹介をいただき、7年目。
担当者様が変わるごとに、
カリキュラムやプログラムも、どんどんブラッシュアップしていき、
効果性を高めています。
昨日のテーマは、ポータブルスキルをメインとした研修。
主業務とは離れるスキルではありますが、
これから組織をリーディングしていく主任職の皆さんには、
つけていただきたいスキルとのこと。
ロジカル系のプログラムを多く持っている当社としては、
相性の良い研修で、事後評価も高いものを得ることができています。
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中小企業に置き換えて考えてみると、
中小企業はテクニカルスキルはOJTなどで学ばせるけれど、
テクニカルスキルのベースになる
「ポータブルスキル」
を従業員に学ばせる機会を、つくらない企業も多く見受けられます。
銃に例えると、テクニカルスキルは銃の撃ち方。
ポータブルスキルは、
対人関係力や問題解決力、自己コントロール力なので、
どのような場面で銃を使用するのか、
銃を撃つ前に何ができるのか、
問題解決策として銃を使用するのが良いのかジャッジするチカラなど。
いくら銃を撃つのがうまくても、その判断ができなかったり、
怒りのままに銃を撃つのでは、意味がないのです。
ポータブルスキルは、職種替えしても、転職しても
「持っていける」スキル。
いわば、生涯活用できるスキルです。
本来は自身で身につけるべきスキルであり、
会社が身につけさせてあげるようなスキルじゃないのかもしれないですが、
中小企業の場合には、そこに投資するのも、他社との競争力をつけるには
ひとつの施策かもしれないですし、
大手との差が埋まらない点でもあるかもしれません。
成長は知識を持ち、できることが多くなり、
それを活かせる場や機会があることからスタートします。
その場や機会から学び、ようやく考えるようになります。
いくら伴走支援しても、
いくら「考えろ」と言っても、
最初から自立的に考えられる人間はいないのです。
ベースづくり大事。
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