昨日は、宮城県内製造企業様にて、
監督職研修を担当いたしました。
こちらの企業様の監督職研修は2期目。
昨日は2期目第2回の研修でした。
今回のクールは、課題解決の進捗管理がテーマ。
毎回、進捗管理の現状を、「当事者」と「壁」のペアになって確認します。
「壁」役は
—————
・G=goal
目的や目標確認
・K=keep
うまくいった事で維持継続したいこと
・C= change
うまくいかなかった事で、改善したいこと
・T=try
さらに試してみたいこと
—————
のテーマに沿って、当事者が気づくための質問を重ねます。
質問された側が、諸々考えるのはもちろんですが、
実はこの『質問』する壁役が、すごく学びになります。
監督職には、
「これまで自分が知りたいことを確認したり
得るための質問が多かったかもしれないけれど、
これから皆さんは監督職として、
相手に〝考えてもらう‘’ための質問を身につける時期に来ている」
と伝えています。
たどたどしく定型的な質問をするところからスタートしますが、
やがて相手の話をじっくり聞き、
頭の中でポイントを整理しながら、
良質な質問ができるようになってきます。
壁打ち中は、
フィードバック(自身の意見や要望)
は控えるように。
当事者の発想を広げる事例などを交えた雑談
は推奨しています。
壁役と当事者を交互に、毎回毎回、繰り返しますので、
相手に考えさせたり、引き出す質問が身についてきます。
『質問技法』なんて堅苦しく座学でやっても、
なかなか身につきませんが、
身体で覚えたことは、現場で使えます。
コメントを残す