オンラインにて、上場製造企業様の新任管理者研修を担当いたしました

今週はオンラインにて、当社パートナー浅利賀名衣講師が、
上場製造企業様の新任管理者研修を担当いたしました。

毎年、製造、営業、管理の新任管理者の方々が、年度始めに受講します。

これまで監督者研修で、ベースが出来ているので、
あらためてマネジメントについて学び、部下指導の基礎を入れ、
自身の管理者としての認識をつくります。

実は、若手離職の他に、
このマネジメント層になって少し経った頃に、
離職が多いこと、ご存知でしたか?

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例えば有能で成果を出してきた営業マンが、
管理者になった途端、
部下指導やマネジメント業務が上乗せとなってきます。

中小企業の場合には、管理者といえども、
プレイングマネージャーであることが多く、
マネジメントのスキルが未熟な頃は、上乗せ業務のせいで、
自身の成果が思うように出せなくなってくる場合もあります。

そうすると、上位管理者や経営者から
「思ったほど使えないな」
と思われたり
できない部下の指導が不足していると指摘されたりします。

すると思うのです。
「会社は自分のことを、評価してくれない」
と。

であれば、自分を高く評価してくれるであろう、
他社に移るのがいいのではないか。

今の年齢なら、まだ転職も有利だ。
と…。

———

そりゃそうですよね。

中小企業の場合、管理者になるまでの階層ごとの積み重ね教育や、
管理者になったばかりのフォロー教育などは
準備されていないことが多いもの。

仕事で成果を出せば昇格し、今日から管理者になったなら、
管理者の仕事ができて当たり前ですよね?
と、その資質や行動を問われる。

結構、無謀な仕組みです。

せっかくの有能な方の離職に、しっかり歯止めをするために、
会社全体の教育制度を、見なおす必要がありますね。

新任管理者に、基礎的なマネジメント教育からスタートしてみませんか?

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