仙台中法人会誌に寄稿しました:中小企業の効果的な人事制度の見直し

仙台中法人会発行誌の5月号に寄稿させていただきました。

時々、寄稿させていただいているのですが、
いつもは人材教育について書いているので、
人事制度について書くのは、おそらく初めてかもしれません。

今回は4つのポイントを記載しました。
1.賃金・評価・等級の3制度の連携をしっかりと
2.事前整備が重要
3.従業員の声を反映する
4.パクらないでオリジナリティを

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1.賃金制度・評価制度・等級制度の3制度の連携をしっかりと
 これ、中小企業あるあるですが、
 素晴らしい評価表を作成しているのに、
 賃金反映のしくみがなかったり。
 同じ等級に、高い賃金の人と、低い賃金の人がいて、
 バラツキが大きかったり。
 あるいはベテランなのに、低い基準の評価内容のままで、
 高い評価結果を得て、高い賃金のまま、昇給し続ける。
 そんなケースが結構、多いのです。

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2.事前整備が重要
 私たち賃金制度を設計する側にとって、一番悩ましいのは、
 利益獲得の仕組みづくりが無いのに、昇給設計を要望されること。
 ビジネスモデルの問題もあるので、
 継続的に利益獲得が難しいケースは、
 中小企業診断士や販促コンサルタントのお力をお借りすることも。

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3.従業員の声を反映する
 「従業員の声をいちいち聞いてたら、何も決まりませんよ」
 と言われることもありますが、
 制度で一番重要なのは『運用できるか』。
 従業員が動かない制度、納得度が低い制度は、
 運用でつまづきます。

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4.パクらないでオリジナリティを
 これもあるある。
 ネットからパクリ。
 前の会社からパクリ。
 セミナーでちょちょっと作った。
 自社の内実に沿った制度じゃないと、運用でつまづきがち。
 勿体無い話です。

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中小企業の人事制度は、人を活かす基盤。

経営者の哲学そのものだと思います。

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